思春期の心のケアの重要性

思春期とは、身体的に未熟な小児期から性的に成熟された成熟期への移行期間をいう。この時期には身長の著しい増加があるが、最も特徴的な変化は性徴の変化である。性機能の発現開始、すなわち乳房発育ならびに陰毛発生などの第2次性徴出現にはじまり、初経を経て第2次性徴の完成と月経周期がほぼ順調になるまでの期間をいう。その期間はわが国では、8~9歳頃から17~18歳までになる。

思春期とは、大人に成長するために大切な時期であり、自我を確立する時期である。しかし、身体的にも精神的にも非常に不安定な時期であり、思春期にはうつ病、不安障害、接触障害などのさまざまな精神疾患が発症することが多く、子どもや思春期の心のヘルスケアが重要である。

(2014年5月4日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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