被災3県からの避難

 東日本大震災の発生後、埼玉県には福島県などから多くの被災者が集団で避難しました。原発事故で避難を指示されたり、危険を感じて避難を決めたりしたことによります。避難先でもコミュニティー機能を維持するため、町ごと移ったケースもありました。
 被災地から距離が近く、大規模な施設が多い埼玉県は、避難者の受け入れ先に手を挙げました。さいたまスーパーアリーナもその一つです。震災直後から受け入れ始め、福島県を中心に被災者が次々と移り、多い時で約2500人を収容していました。避難が長期化し、定住に形を変えつつある人も多くみられます。福島からの1都3県の避難者の数は最も多く、減少の気配がみられません。

(2016年3月8日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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