高大持続改革とは

  文部科学省は、大学入試を総合評価に変え、同時に高校教育と大学教育も大転換するという、いわゆる高大持続改革を進めようとしています。最も大きな柱は大学入試を変えることです。内容は主に三つで、2020年度にセンタ-試験を衣替えし、推薦入試などに使える高校生の共通試験を新設、各大学の個別試験に面接や高校の成績といった多面的な評価を導入することになっています。
 新テストは現在、専門家が検討中で、夏ごろには方向性を示す予定ですが、個別試験は各大学にゆだねられています。高校教育では、20年度以降小中高で順次始まる新学習指導要領で、生徒が議論などを通じて主体的に学ぶ「アクティブラ-ニング」の導入が検討されています。大学教育は、今年度中に学生受け入れや学位授与の方針策定を大学に義務づけ、入試で問う能力や育てる人物像を明確化させることにしています。

(2015年5月16日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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