クラウドサービス

 クラウドサービスとは、従来は利用者が手元のコンピューターで利用していたデータをネットワーク経由でサービスとして利用者に提供するものです。このサービスが医療に利用されるようになっています。かかりつけ医や訪問看護師らが、インターネットのクラウドサービスを使って、自宅で治療する患者の状態を共有する取り組みが広がっています。
 患者と接する全てのスタッフが、時系列で経過を追えるようになります。チームで行う在宅医療は、リアルタイムの情報共有が強く求められます。実用化すれば、家にいても24時間、病院と同様の見守りができることになります。しかし、守秘が求められる病状などを閲覧できる関係者の範囲など、ルール作りも普及のためには欠かせません。

(2016年1月31日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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