同一労働同一賃金とは

 同一労働同一賃金とは、同じ仕事をしていれば、正社員、非正規といった雇用形態の違いがあっても賃金に差をつけないことをいいます。正社員の場合、能力や年齢によって賃金が決まるのが一般的です。一方、非正規で働く人は、労働時間が賃金の尺度になっています。政府はこうした賃金形態に、同一労働同一賃金の考え方を反映させていこうとしています。
 企業が支払う賃金総額が変わらないなら、非正規の賃金が上がる分、正社員の賃金は下がるとの指摘もあります。非正規の賃金を上げつつ、正社員の賃金レベルを維持すれば、今度は企業の負担が増えることになります。そのため、企業側からは戸惑いの声も出ています。

(2016年2月12日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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