がん検診

 がんと診断される患者数が、今年年間100万人の大台を初めて突破すると推計されています。その3分の1は働く人達です。がんは早期に発見できれば、治る確率は高まります。厚生労働省の調査によれば、精密検査が必要な従業員を把握している企業は半数にとどまり、精密検査を受けたかどうかを確認しているのは3割にすぎません。中小企業の受診率は、大企業に比べて低率です。
 厚生労働省によれば、過去1年間の受診率は部位別で最も高い男性の肺がんでも47.5%にとどまっています。受診率が一番低いのは乳がんと子宮頸がんです。さらに課題となるのが、精密検査が必要と診断されながら受診しない人の多さです。

 

(2016年11月6日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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