高齢者への虐待

 高齢者への虐待は大きく5種類に分けられます。①殴る、不必要に体をベッドに縛り付けるなどの身体的虐待、②嫌がらせや無視など心理的虐待、③必要な介護を行わない介護放棄、④本人に無断で貯金を使い込んだり、生活費を渡さなかったりする経済的虐待、⑤性的な嫌がらせなどの性的虐待です。
 厚生労働省の調査によれば、2015年度には、息子や夫、娘ら介護をしている家族による虐待が1万5,976件もありました。特別養護老人ホームや有料老人ホームなどの介護職員による虐待は408件です。近年、介護職員による虐待が急増しており、5年間で4倍以上になっています。虐待の原因としては、職員の教育・知識・介護技術の問題が多く、職員のストレスや感情のコントロールの問題が続いています。背景には、介護施設の深刻な人手不足があると言われています。家族による虐待の原因では、介護に伴う疲れやストレスが最多でした。

(2017年12月3日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

カテゴリー: what's new   パーマリンク

コメントは受け付けていません。