ターナー症候群の女性、妹からの卵子の提供で出産

ターナー症候群は性染色体の異常で、卵巣性無月経を呈することが多く、45,XOの女性では原発性無月経となり、卵巣内に卵子がみられない。2,000例に1例の割合で生まれる。思春期よりホルモン補充により月経を起こすことが多い。このターナー症候群の女性が、妹から卵子提供を受け妊娠し、無事男の子を出産したことが毎日新聞の調べでわかった。

 日本産科婦人科学会は卵子提供については言及しておらず、現在自民党PTにて卵子提供を含めて第三者を介する生殖補助医療についての法整備を検討している。ターナー症候群は生まれながらにして卵子をもっておらず、卵子提供の道は開かれてよいと思われる。

(吉村 やすのり)

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