iPSによるパ-キンソン治療薬

 パーキンソン病は、ド-パミンという神経伝達物質を作る神経細胞が脳内で減り、手足のふるえや歩行障害などが起きる難病です。京都大は、iPS細胞から神経細胞を作り、脳に移植し、パ-キンソン病を治す計画を進めています。最近、治験で使う予定の高品質なiPS細胞の供給が京大で始まり、治験の準備が整ってきたため、前倒しする計画が浮上してきています。
 臨床研究では、患者自身の細胞を使うためiPS細胞の作製や検査に時間がかかります。京大によると、治験では検査済みのiPS細胞が使えるので、移植手術時期は2017年ごろの見込みです。

(2015年11月12日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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