文部科学省は、2026年度に実施する大学入試のルールを公表し、総合型選抜など年内入試で面接を必須とします。主に学力試験の結果で評価する年内入試によって、早期に学生を確保しようとする動きに歯止めをかけています。
年内入試は、高校3年の9~12月頃に選考や合否判定がある総合型選抜、学校推薦型選抜を指し、小論文や提出書類などによって人物重視で評価します。大学側は早期に学生を確保できるほか、受験生も合格を早く得られたり、受験機会を増やせたりします。双方にメリットがあり、人気が上昇しています。大学入学者のうち、年内入試で入学した割合は2023年度以降は5割を超えています。

面接は集団討論やプレゼンテーションなどを含み、オンライン実施も可能としています。AIなどではなく、人が実施することを求めています。高校と大学が緊密に連携して生徒を選抜する指定校推薦では、大学の実情に応じて面接の要否を判断できるとしています。人による面接は筆記試験よりも時間と労力がかかり、大規模な年内入試の実施が難しくなる可能性があります。

(2026年5月28日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)





