20代の心の不調の増加

 公益財団法人日本生産性本部の調査によれば、心の病の最も多い年齢層は、10~20代が37.6%で最も多くなっています。キャリアの浅い20代で陥るケースが増えており、会社での自身の評価が気になり、上司には言えないと抱え込む人も増えてきています。

 従来は30代が最も多く、仕事の責任は重くなるが、管理職ではないという責任と権限のアンバランスが影響していると考えられてきました。10~20代の増加については、テレワークなどにより対人関係や仕事のスキルを十分積み上げることが出来ない中、達成感を持ちづらく、孤独感を感じやすくなっている可能性が指摘されています。

 若手社員の場合、就職活動で希望した仕事と実際の内容が異なるなど、理想と現実が異なるリアリティーショックにも直面します。同世代が大きな仕事に挑戦したり、成果をあげたりしているSNS投稿を見て、自分の仕事では成長できないなどとネガティブな感情に陥りやすいこともあります。

 相談しやすい環境を整えるため、社外から支援する動きも生まれています。従業員向けに、社外の臨床心理士やカウンセラーにオンラインで相談できるSmart相談室は、5年前からサービスを始めています。三菱重工業や医療法人など800社以上が導入し、相談は計4万件にのぼっています。

(2026年4月11日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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