主に大企業の従業員らが入る健康保険組合の2025年度の保険料率は、平均9.34%になる見通しです。前年度から0.03%上がり過去最高となります。高齢化だけでなく、高額な薬剤など技術の進展による医療費の増大が影響しています。料率は労使合算で2011年度に7.99%、2015年度に9.04%と上昇し、右肩上がりの傾向が続いています。
近年は高額薬剤など医療の高度化が重荷になっています。月1000万円以上かかった診療報酬明細書は、前年度比25%弱に増え、過去最高となっています。がんや難病に効果のある新薬が相次ぎ登場したことが背景にあります。投与が1回で終わらず、長く続けて使う高額品も増えています。

(2026年9月30日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)





