全国的には、公立の男女別学高校は減っています。戦前は男女別の教育が基本でしたが、1947年に男女共学などを定めた教育基本法が施行されました。GHQ主導の教育改革により、多くの公立高校で共学化が進められました。文部科学省の調査によれば、別学の公立高校は、1964年度には全体の13%にあたる382校(男子のみ210、女子のみ172)ありました。その後は、男女共同参画意識の高まりや、少子化の影響で共学化や統廃合が進んだことなどで、2023年度には全体の1%の45校(男子のみ15、女子のみ30)まで減少しています。 続きを読む
- 2025年08月05日9/7 スリンダ錠28発売記念講演会 開催 @東京
- 2025年07月14日8/28~8/29 第43回日本受精着床学会総会・学術講演会 開催 @名古屋
- 2025年07月01日7/31 新百合ヶ丘産婦人科臨床研究会 開催 @川崎市
- 2025年06月16日7/12 東京岐阜県人会 令和7年度夏の講演会 @東京
- 2025年06月09日7/18 鳥取大学医学部学生講義 @米子
- 2025年06月02日7/3 長崎大学医学部学生講義
パタニティーハラスメント(パタハラ)の実態
パタハラとは、男性が育児時短や育休を請求したり取得したりすることで、不利益な扱いや嫌がらせを受ける行為や言動を言います。厚生労働省の調査によると管理職男性の3人に1人が被害を受けています。 続きを読む
持続可能な農業による温暖化対策
農業は、気候変動の被害者であり加害者でもあります。気候変動に関する政府間パネルによれば、世界の温暖化ガスの22%は農業・土地利用から排出されています。自動車や飛行機など交通・運輸からの排出は15%です。CO2より強力な温室効果があるメタンガスでみると、排出量の約40%は家畜の反すうや水田利用などが原因です。CO2を吸収する熱帯雨林の伐採が問題となっていますが、森林破壊の約80%は農業生産のための土地開発と言われています。 続きを読む
普遍的現金給付の意義を考える
2024年度税制改正では、1人あたり所得税3万円、住民税1万円の定額減税が決定しました。一部の高所得者層を除くすべての所得層に対する減税といえます。コロナ禍における特別定額給付金以来、一時的な家計支援が頻繁に実施されるようになりました。これらの支援策の特徴は、対象者を国民全体としてとらえていることです。こうした普遍的な手法は家計支援だけではなく、子育て支援策でも、児童手当の所得制限が撤廃されるほか、3~5歳児に保育無償化も実施されています。 続きを読む
シニア世代のSNS活用の増加
シニアのSNS利用率はじわりと高まっています。NTTドコモのモバイル社会研究所の調査によれば、60代の男性はFacebook、女性はInstagramの利用率が2割を超えています。しかし、危険性もあります。消費者庁の2024年版消費者白書によれば、SNSが関係する相談件数は、2023年に8万404件で過去最多となり、50代以上が約半数を占めています。特にSNS型投資詐欺の被害は深刻です。警察庁によれば、2024年1~5月の被害者の8割弱は50代以上です。 続きを読む