救急車の有料化

 総務省消防庁の資料によれば、昨年の救急出動件数は約764万件で、統計を取り始めた1963年以降で最多となっています。搬送者の半数近くは入院に至らない軽症者でした。2022年の119番通報から現場到着までは平均約10.3分、病院搬送までの時間は平均47.2分で、ともに延びています。高齢化に伴い、体調不良を訴える人や、自ら病院に行けない単身高齢者が増えていることが背景にあります。

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OECDの国際成人力調査結果-Ⅰ

成人力トップ水準維持

 OECDは、成人の社会生活スキルをはかる国際成人力調査(PIAAC)の結果を公表しています。日本は全3分野で1~2位。3分野中2分野で1位だった前回に引き続き、世界トップ水準を維持しています。3分野は、①読解力、②数的思考力、③状況の変化に応じた問題解決能力です。

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年末年始の国内旅行費用の増加

 5年ぶりの9連休となる年末年始の国内旅行予約が堅調です。JTBの2024年度の年末年始の旅行動向見通しでは、旅行費用が過去最高となっています。国内旅行の1人あたりの費用は43,000円と2023年度より5%上がり、2年連続で過去最高となっています。旅行者数は横ばいの2,800万人と、新型コロナウイルス禍前の2019年度の96%の水準となっています。

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美容医療への医師流出の抑制

 厚生労働省は、美容医療をはじめとする保険外診療へ医師流出が止まらない現状を是正するため対策を打ち出します。内科や外科など、公的保険の対象となる一般的な診療に最低5年ほど取り組まなければ、自前のクリニックを開いても保険診療を提供できないようにします。2025年の通常国会に関連法の改正案提出を目指しています。

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ES細胞によるパーキンソン病治療

 独バイエルは体のあらゆる細胞に変化できるES細胞を使ったパーキンソン病治療薬の中間段階の臨床試験を2025年初めにも始めます。パーキンソン病は世界で850万人の患者がおり、根本治療が難しい疾患の一つです。パーキンソン病治療は、60年間ほとんど変化がありませんでしたが、細胞治療の登場により、新しい治療法を患者に届けられる可能性が出てきました。

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