2025年版の世界都市ランキング

 森記念財団が発表した2025年版の世界都市力ランキングで、東京は過去最高の2位に入りました。けん引役は文化や住みやすさといったソフトパワーです。10年前と比較すると経済で大きく順位を下げた半面、文化・交流や居住は評価を上げています。ランキングは、世界の主要48都市について①経済、②研究・開発、③文化・交流、④居住、⑤環境、⑥交通アクセスの6分野、計72指標で評価します。

 ロンドンは、14年連続で首位の座を堅持しています。4位のパリも3位のニューヨークとの差を縮めています。6位のソウルが5位のシンガポールの背後に迫り、上海はドバイとベルリンを上回り8位にランクインしています。

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留学生の授業料の引き上げ

 国際機関の調査によれば、世界の留学生総数は2024年に690万人で、約20年で4倍に増加しています。質の高い大学教育への需要が高まっています。各国が留学生の獲得に力を入れる中、優位に立つためには、資金力を生かして優秀な留学生から選ばれる大学に成長する必要があります。文部科学省は留学生の受け入れを加速するため、定員規制についても2026年春から緩和する方針です。

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母体安全への提言2024-Ⅱ

妊産婦死亡原因

 産科危機的出血が最も多く18%、頭蓋内出血・梗塞が14%、心肺虚脱型羊水塞栓症が11%、自殺が11%、心大血管疾患が9%、感染症が8%、肺血栓塞栓症などの肺疾患が8%です。

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母体安全への提言2024-Ⅰ

妊産婦死亡の年齢分布

 15年間に解析された640例の妊産婦死亡は19-48歳の報告があり、中央値は34歳です。年齢階層によって出生数が異なるため、年齢階層別に妊産婦死亡率を求めると、若年ほど妊産婦死亡率は低く、年齢の上昇とともに死亡率が上昇します。40歳以降では、20代前半と比べると4.7倍に増加しています。

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iPS心筋球移植による心不全の治療

 慶應大発ベンチャーのハートシードは、iPS細胞からつくった心臓の筋肉の細胞を重い心不全の患者に移植し、多くの患者で心機能や症状の改善がみられたとしています。安全性にも問題はなかったとして、2026年中の製造販売承認の申請を目指します。

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