官僚イメージの転換

 中央省庁は、民間と比べて低水準の給与や長時間の勤務などからブラック霞が関と揶揄されています。人事院が実施した国家公務員イメージ調査でも、商社やコンサルティング、金融機関に比べて見劣りしています。特に就職前の20代の学生では、仕事のやりがい、待遇、スキルアップや成長機会といった項目でプラスの評価が少なくなっています。若年層が国家公務員の仕事に持つイメージと実態の間にギャップがあり、ブラックの印象が先行しています。

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病院経営悪化の改善のために

 患者の受療行動がコロナ前の状況に復したにもかかわらず、近年医療機関の経営悪化が目立ちだしています。危機に当面しているのは、開業医の診療所よりも病院が圧倒的に多くなっています。より深刻なのは、慢性期医療を提供する療養型病院よりも急性期医療を手がける一般病院です。今年1~6月期に経営破綻した病院は21にも達しています。

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大学の定員割れを考える

 この20年の間に、大学の主な入学者である18歳の人口は137万人から109万人に20%減った一方で、大学数は726校から813校に増えています。少子化が進む地方を中心に、入学定員まで学生を集められない私立大学が増えています。日本私立学校振興・共済事業団によれば、今春の定員割れ大学は53.2%にも達しています。

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歴代最高の今夏の気温

 気象庁の発表によれば、今年の夏の全国の平均気温は平年より2.36度高く、統計のある1898年以降で最も暑かったとしています。日本の上空ではこの夏を通して偏西風が北寄りに流れ、列島は南からの暖かい空気に覆われました。加えて、大陸からのチベット高気圧と、海からの太平洋高気圧がいずれも勢力を強め、晴れて気温が上がりました。

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少子化のさらなる進行

 厚生労働省が発表した1~6月の人口動態統計(外国人を含む速報値)によれば、出生数は前年比3.1%減の33万9,280人でした。死亡数は3.1%増の83万6,818人でした。出生数から死亡数を引いた自然増減はマイナス49万7,538人となっています。自然減は21年連続です。婚姻数は4.0%減の23万8,561組と、2年ぶりに減少に転じています。地域別では全ての都道府県が自然減となっています。

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