大学の定員割れを考える

 この20年の間に、大学の主な入学者である18歳の人口は137万人から109万人に20%減った一方で、大学数は726校から813校に増えています。少子化が進む地方を中心に、入学定員まで学生を集められない私立大学が増えています。日本私立学校振興・共済事業団によれば、今春の定員割れ大学は53.2%にも達しています。

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歴代最高の今夏の気温

 気象庁の発表によれば、今年の夏の全国の平均気温は平年より2.36度高く、統計のある1898年以降で最も暑かったとしています。日本の上空ではこの夏を通して偏西風が北寄りに流れ、列島は南からの暖かい空気に覆われました。加えて、大陸からのチベット高気圧と、海からの太平洋高気圧がいずれも勢力を強め、晴れて気温が上がりました。

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少子化のさらなる進行

 厚生労働省が発表した1~6月の人口動態統計(外国人を含む速報値)によれば、出生数は前年比3.1%減の33万9,280人でした。死亡数は3.1%増の83万6,818人でした。出生数から死亡数を引いた自然増減はマイナス49万7,538人となっています。自然減は21年連続です。婚姻数は4.0%減の23万8,561組と、2年ぶりに減少に転じています。地域別では全ての都道府県が自然減となっています。

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緊急避妊薬の市販薬としての販売

 厚生労働省の専門部会が、医師の処方箋がいらない市販薬としての販売を了承しました。パブリックコメントを経て、正式に承認されることになります。正式承認までに3、4カ月かかるのが一般的で、年度内にも薬局で購入できるようになる可能性があります。

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新しい透視技術の開発

 リチウムイオン電池の検査や、乳がんの検診に電磁波とコンピューターによる計算を組み合わせて活用する技術開発が進んでいます。透視技術ではX線を使った手法が有名ですが、放射線の一種であるX線は利用シーンが限られます。今回神戸大学が用いるのは、人体に悪影響を及ぼさないマイクロ波と呼ばれる電磁波です。人間が物体に反射した光を目で受けて物の形を認識するように、物体から反射した電磁波のデータから、コンピューターの計算で物体の形状を明らかにする技術です。

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