心の病の理解と対応―Ⅳ

10代の若者の死因
10代の若者の死因をみると、第1位が事故による不慮の死であることは世界共通です。しかし、主要7カ国で15~34歳までの若者の死因1位が自殺である国は日本のみです。2017年には、10~39歳までの死因の1位が自殺でした。自殺に至る原因は精神疾患だけではありません。しかし自殺に至る前には様々な形で心身の不調が現れます。 続きを読む

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小中学生の学習塾代の増加

文部科学省の調査によれば、学習塾への家計支出が増えています。2021年度の子供の学習費調査によれば、公立小学生の年間の塾代は平均8万円を超え、前回調査の2018年度の1.5倍になっています。新型コロナウイルスの影響で休校が相次ぐ中、遠隔による学習支援が比較的手厚い私立学校の人気が高まったことが背景にあると思われます。 続きを読む

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雇用形態間の格差是正

2021年の正規雇用者数は3,565万人で、バブル崩壊前の水準とほぼ同程度です。企業が正規労働者の採用を抑制してきたことが読み取れます。一方で、1990年代には1千万人程度だった非正規労働者は2千万人に規模まで倍増し、1990年には20%しかなかった非正規比率は、2021年には37%まで上昇しています。 続きを読む

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共働き子育てしやすい街ランキング

少子高齢化が加速する中、全国の自治体が子育て世代に選ばれる街づくりに注力し始めています。日本経済新聞らの調査によれば、共働き子育てしやすい街ランキングで、東京都豊島区が首位でした。豊島区は、日本創生会議が2014年に公表した消滅可能性都市に、東京23区で唯一挙げられたことで、子育てしやすい街を作ろうと奮起したと思われます。2021年度の20~30歳代の女性人口は1999年度比約8,800人増加するなど、施策充実が新たな子育て世代を呼び込むことにつながっています。 続きを読む

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心の病の理解と対応―Ⅲ

受診の遅れ
近年のわが国では、特に大都市周辺において精神科や心療内科を標榜する診療所は増加しているにもかかわらず、不安・不眠・抑うつ等の一般的な精神症状のために、何らかの精神保健サービスの利用した人の割合は、諸外国に比べて非常に低率です。受診が遅れる原因としては、スティグマの影響が大きいとされています。スティグマとは、日本語の差別や偏見などを示し、個人の持つ特徴や疾病などに対する否定的な意味づけのことです。精神疾患になる人は、心が弱い人、特殊な人と考えてしまうこともスティグマの一種です。 続きを読む

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