受診の遅れ
近年のわが国では、特に大都市周辺において精神科や心療内科を標榜する診療所は増加しているにもかかわらず、不安・不眠・抑うつ等の一般的な精神症状のために、何らかの精神保健サービスの利用した人の割合は、諸外国に比べて非常に低率です。受診が遅れる原因としては、スティグマの影響が大きいとされています。スティグマとは、日本語の差別や偏見などを示し、個人の持つ特徴や疾病などに対する否定的な意味づけのことです。精神疾患になる人は、心が弱い人、特殊な人と考えてしまうこともスティグマの一種です。 続きを読む
- 2026年04月15日5/15~5/17 第78回日本産科婦人科学会学術講演会 開催 @札幌
- 2026年03月02日3/28 第30回松本賞選考委員会 開催 @東京
- 2026年02月28日3/24 福島県立医科大学学位授与式 @福島
- 2026年02月16日3/22 第31回日本女性医学学会ワークショップ 開催 @東京
- 2026年02月09日3/6~3/7 WE Health 2026開催 @東京
- 2026年01月13日2/21~2/22 第16回日本がん・生殖医療学会学術集会 開催 @奈良
心の病の理解と対応―Ⅲ
超富裕層に対する増税の検討の必要性
財務省は、所得が年間数億円を超える人を対象に税負担を引き上げる検討に入っています。所得の多い富裕層ほど税負担率が低くなる逆転現象が起きています。逆転現象は、所得ごとの税率の違いで生じます。給与は高額になるほど税率が上がる累進制で、所得税の最高税率は45%です。分離して課税する株式や土地・建物の売却利益の所得税率は一律15%です。株式などの売却が多いほど税負担が低くなります。 続きを読む
心の病の理解と対応―Ⅱ
精神疾患の患者数の増加
厚生労働省の患者調査データによれば、うつ病、統合失調症、不安症などの精神疾患による通院患者は増加の一途であり、精神疾患を有する患者はおよそ420万人とされています。この患者数は、糖尿病や高血圧などの生活習慣による疾患よりも多くなっています。WHOのまとめによれば、生涯のうち4人に1人は何らかの精神疾患に罹患しているにもかかわらず、その3人に2人は受診の機会を失していると言います。 続きを読む
重粒子線がん治療の特徴
がん治療は、①がん細胞を手術などによって直接切り取る外科治療、②抗がん剤を投与する化学療法、③X線などの光子線を照射することで、がん細胞を死滅させる放射線治療からなります。 続きを読む
心の病の理解と対応―Ⅰ
思春期にはじまる病気
2022年4月から、高等学校の教科保健体育に、新たに精神疾患の予防と回復の項目が盛り込まれることになりました。教科書にうつ病、統合失調症、不安症、摂食障害の精神疾患名や、その症状、対処が記載されています。精神疾患の多くが思春期や青年期前期までの若年において発症することは、あまり認識されていません。わが国においては、若年者の自殺がいまだ減少しないことや、その背景に精神保健の様々な課題の存在がうかがわれることなど、精神疾患は子ども達にとっても大きな健康課題になっています。 続きを読む






