新型コロナウイルス禍は、日本医療の脆弱さを浮き彫りにしました。欧米各国より感染者や死者数が少なかったのにもかかわらず、医療体制はすぐに逼迫してしまいました。多すぎる病床を持て余し、遠隔診療などの医療効率化に目を背けてきた結果です。OECDによれば、人口1千人当たりの病床数は、米国や英国の2.5床、フランスの3.0床などと比べて、日本は7.8床とずぬけて多くなっています。人口千人当たりの医師数も各国と比べてそれほど少なくないのに、1床当たりの医師数は手薄になり、柔軟に対応できませんでした。 続きを読む
- 2026年05月07日6/6 日本医学会シンポジウム「着床前遺伝学的検査(PGT-M)について考える」 開催 @東京
- 2026年05月01日6/6~6/7 第67回日本卵子学会学術集会 開催 @川越
- 2026年04月15日5/15~5/17 第78回日本産科婦人科学会学術講演会 開催 @札幌
- 2026年03月02日3/28 第30回松本賞選考委員会 開催 @東京
- 2026年02月28日3/24 福島県立医科大学学位授与式 @福島
- 2026年02月16日3/22 第31回日本女性医学学会ワークショップ 開催 @東京
オルガノイド研究への期待
オルガノイドとは、単離された複数の細胞が相互作用によって自己組織化する、秩序を持ってできた立体構造を言います。形成された組織体が形態学的な特徴を発現していることから、ミニ臓器とも呼ばれています。多能性幹細胞として、1998年にES細胞、2006年にiPS細胞が樹立され、生体に存在する未分化の細胞である組織幹細胞を試験管内で維持・培養する技術が確立されたことで、オルガノイド研究は急速に進展しました。現在ほとんどのオルガノイドは、生物個体由来の多能性幹細胞または組織幹細胞から形成され、腸や肝臓のほか、脳、眼杯、肺、前立腺などさまざまな器官が世界中で作られています。 続きを読む
潜在保育士の増加
厚生労働省の資料によれば、保育士の資格を持つ人のうち、実際に保育士として働いている人は半数に満たない状況です。保育士資格を持ちながらも現場で働いていない潜在保育士が増え続けています。厚生労働省のまとめや社会福祉施設等調査によれば、2019年の保育士登録者数約160万人に対し、保育所などで働く保育士数は約46万人に過ぎません。この潜在保育士の増加には、賃金の低さや労働環境が影響しています。 続きを読む
女性の健康プロジェクト「リプロダクティブヘルス・プラットフォームの構築」キックオフシンポジウム 開催
リプロダクティブヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利)は、「人間の生殖システムおよびその機能と活動過程のすべての側面において、単に疾病、障害がないというばかりでなく、身体的、精神的、社会的に完全に良好な状態にあり、自分の身体に関することは自己決定できる権利」と定義されています。さらに、2015年の国連サミットで採択された持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)においてもその達成について明記されており、広く世界に認識されています。 続きを読む
希少難病の子どもがいる家庭の負担
患者家族を支援する一般財団法人健やか親子支援協会の試算によれば、症例が少ない希少難病の子どもがいる家庭で、病状に適した食事費など治療以外にかかる費用が年間37万円に上っています。こうした負担は公的支援を受けにくく、経済的なサポートが必要となります。 続きを読む






