ベビーシッターのネットサービス

 保育や介護の大手企業が、ネット仲介サービスに参入しています。ベビーシッターの利用希望者に対し、ネット上で希望に合う保育士や幼稚園教諭などと引き合わせるサービスを手掛けます。
 ネット仲介は手ごろな料金設定や多様なサービスの提供ができ、利用者の利便性向上につながります。また、シッターや介護従事者も、週23回といった働き方が可能になります。保育サービスでは、保育士の資格をもちながら保育所で働いていない潜在保育士が増えています。柔軟な働き方ができるネット仲介の利点を訴え、潜在保育士を戦力に取り込むことができます。大手の参入でネット仲介の認知度が高まれば、ベビーシッターや介護の利用の裾野は広がります。しかし、ネット上で完結するサービスは、どんな人が家に来るのか事前にわからなくて怖いとの意見もあります。

(2017年2月7日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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