今年は歴史的高温

気象庁の発表によれば、2023年は歴史的な高温でした。2023年の年平均気温が平年値(1991~2020年の平均)を1.34度上回り、1898年の統計開始以来最も高くなる見込みです。南米ペルー沖の海水温が高いエルニーニョ現象による高温や、地球温暖化が影響しています。
東京都心は、7月6日から9月7日まで64日連続で気温が30度以上の真夏日となりました。静岡県や山梨県では9月下旬に35度以上となり、観測史上最も遅い猛暑日を観測しました。
夏は、日本付近の太平洋高気圧の勢力が強く、偏西風が日本列島の北寄りに位置したため、秋も寒気が流れ込みにくい状況でした。エルニーニョ現象は、日本に冷夏をもたらしやすいとされる現象ですが、今年は赤道付近の高温傾向が強くなり、地球規模で異常な暑さにつながった可能性があります。

(2023年12月23日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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