仕事での生成AIの利用

日本経済新聞の調査によれば、生成AI(人工知能)の業務での利用が広がっています。日本経済新聞が読者3,000人にアンケート調査したところ、仕事で生成AIを使っている人は44%と、1年前の調査(18%)から倍増しています。ほぼ毎日使う人は8%と前回から5ポイント増え、時々使う人も28%と18ポイント増えています。文章作成など業務の効率化に使う動きが目立ちます。情報漏洩や著作権侵害への懸念は根強く、社内ルールの整備や専門人材の確保が求められます。
技術的な特性を踏まえた使い方も浸透してきています。AIは用途に応じて高精度な文章が作れる一方、学習データにない最新情報を調べるには不向きです。文書作成に使う人は65%と17ポイント増え、情報収集などのリサーチは45%と12ポイント減っています。仕事の悩みを相談する疑似カウンセラーとして使う人もいます。
米オープンAIが、5月に対話性能を高めた最新モデルであるGPT-4oを公開しています。生成AIの普及は、今後自分の仕事に役立つとの回答は8割にのぼっています。利用上の懸念としては、情報の正確性や公平性が75%と多く、著作権などの法務リスクが71%、情報流出などのセキュリティーが58%への不安が続きます。

(2024年7月7日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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