使用済みおむつの処理

 現在、使用済みのおむつを持ち帰って自宅で処分する保育園が多くみられます。その理由は、事業ゴミの収集が週2回であり、保育所内で保管すると感染リスクも高まるからです。厚生労働省によると、保育所の感染症対策ガイドラインがあり、ふた付き容器への保管などは定めています。しかし、最終的に誰が処分するかは明記されていません。
 おむつの持ち帰りは、布おむつを保護者が持ち帰って洗っていた時代の名残とも考えられます。園の状況にもより統一的な対応は難しいのですが、おむつからの感染は起こりやすく、適切な処理が必要となります。保護者の煩雑さを解消するためにも、乳幼児を感染から守るためにも、自治体としてゴミの収集も含め、考え直すべきです。

(2017年10月24日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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