保育施設での事故

 国の調査によれば、2011年から2016年までに報告があった保育事故で、死亡は計95件です。うち37件が睡眠中にうつぶせ寝で発見されています。うつぶせ寝は、乳幼児突然死症候群(SIDS)の危険が高まります。
 子どもを預け始めて間もない時期に、重大事故が目立ちます。預かり初期にみられる乳幼児のストレスが、SIDSの発症リスクを高めています。保育士の手が足りず、丁寧な対応ができない施設が多くなっています。国は待機児童ゼロを目指し、保育施設を増やしていますが、親が安心して子どもを預けることができる保育の質はより重要です。

(2017年10月26日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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