結婚と経済力

 国立社会保障・人口問題研究所の未婚者に対する調査によれば、結婚相手の経済力を「重視」または「考慮」するとした割合は、女性が93%、男性が42%です。女性が結婚相手に経済力を求めることは以前より高率を占めていますが、最近では男性も経済力を求めることが多くなってきています。
 2015年の国勢調査によれば、30歳代前半の男性の5割弱、女性の3割強が結婚していません。1980年代後半まで、この年齢層で未婚の女性は1割程度でした。女性は結婚して専業主婦となり、主に夫の収入で生活していくのが一般的でした。しかし、男性も非正規で働く人が増え、経済的な不安が未婚化につながっています。

(2016年9月25日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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