食料自給率の低迷

農林水産省の発表によれば、2022年度の食料自給率がカロリーベースで38%で、前年度と変わらず、低水準が続いています。生産額ベースは58%と、前年度から5ポイント下がり過去最低でした。輸入量は同程度でしたが、円安で輸入額が増えています。
カロリーベースでは、輸入に頼るナタネ油の消費が減った一方、国内でのサバなど漁獲量が低迷したほか、大豆の輸入量が増えたことで自給率を押し下げています。カロリーベースの自給率は、1965年度の73%から下がり続け、2010年度以降は30%台後半で推移しています。農林水産省は、2030年に45%にする目標を示しています。

(2023年8月8日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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