2015年の合計特殊出生率1.46

 2015年の合計特殊出生率1.46で、前年を0.04ポイント上回りました。合計特殊出生率とは、1人の女性が生涯に産むと見込まれる子どもの数をいいます。その年の1549歳の女性が産んだ子どもの数を元に計算されます。2005年に1.26と最低値を示し、その後回復傾向にありましたが、2014年は9年ぶりに下落しました。2015年は上昇に転じたものの、依然として低い水準にあります。
 2015年に生まれた子どもの数は100万5,656人で、5年ぶりに増加しました。母親の年代別の出生率は、30代前半が最も高い0.52で、20代後半は5年ぶりに上昇して0.42でした。死亡数は129万428人であり、戦後最多となりました。出生数から死亡数を引いた自然減は28万4,772人となり、人口の減少幅は過去最大であり、人口減に歯止めはかかっていません。

(2016年5月24日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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