認可外保育所

 認可外保育所とは、民間が運営し、都道府県などによる認可を受けていない保育所のことをいいます。国が定める保育所の認可基準よりも設置基準が緩くなっています。認可保育所の職員は原則保育士ですが、認可外の場合は職員の3分の1が保育士であれば良いとしています。しかし、都道府県は、年に1度以上認可外施設にも立ち入り、基準を満たしているか調査しています。指導後1カ月以内に施設が設置基準を満たすように環境を改善しなければ、都道府県は勧告を出し、改善や移転を求めています。
 認可外保育施設は、20153月時点で8,038カ所です。共働き世帯の増加で認可保育所に入れない子どもも増え、約240万人いる保育所の利用児童数の1割程度が認可外施設に預けられています。自治体より補助金を受け取れないこともあり、認可保育所よりも保育料が高い施設が多くなっています。

(2017年1月9日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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