不妊治療での治療と仕事の両立

不妊に悩む人を支援するNPO法人Fineが、2017年に公表した不妊治療経験者を対象とした調査では、96%が両立は難しいと回答しています。治療のために働き方を変えた人は41%を占め、うち半数は退職しています。働き方を変えた理由は、通院回数が多いが最多で、精神的に負担が大きいなどが続いています。
両立するには職場の理解が欠かせないものの、81%が、職場で不妊治療をしていると話しづらいと回答しています。理由は、不妊であると伝えたくない、治療に対する理解が少なく、話しても分かってもらえなさそう、心配や迷惑をかけたくないなどが目立っています。不妊治療が保険適用され、治療と仕事との両立に悩む人が減ることが期待されています。

(2023年10月23日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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