認知症の行方不明者の増加

昨年1年間に警察に届け出があった認知症の行方不明者は、前年比330人増の1万9,039人で、2012年以降で最多となっています。そのうち遺体で見つかったのは502人で最も多くなっています。
認知症の行方不明者は、2012年以降毎年増加しており、この10年で1.8倍になっています。昨年は95%が生存して所在が確認されましたが、250人は未発見でした。年齢別で見ると、80代以上が6割を占めて最多で、70代が3割超です。この他、60代826人、50代140人、40代9人、30代2人と続いています。届け出を受理した都道府県別では、兵庫が2,094人で最も多く、大阪2,016人、埼玉1,912人と続いています。
すぐに警察に行方不明者届を出すことが重要です。公共交通機関で遠方に行く可能性があり、また行方不明になって3日過ぎると生存可能性が低くなるとされています。

(2024年7月5日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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