大学教育の質の新評価制度

 文部科学省は、大学などの高等教育機関の新たな評価制度案を中央教育審議会の作業部会に示しています。学生の成長を促し成果につなげているかどうかの観点で、学部ごとに三つ星~一つ星、要改善の4段階で評価します。学校教育法を改正し、2030年からの新制度開始を目指しています。

 評価制度は2004年度に始まり、国公私立全ての大学は文科相認証の第三者機関から定期的に評価を受けなければなりません。評価機関は16あり、基準にばらつきがあることや、現行制度では、適合か不適合の2段階でほとんどが適合判定となるなど、分かりづらさが課題となっていました。

 新制度では、従来の大学全体の評価から学部ごとへ細分化しています。養成する人物像が社会に分かりやすく発信されているか、適切なカリキュラムを備えているかなどの観点から判断します。6年に1回の評価となる見通しです。最低の要改善となった大学には、文科省が罰則を含めて対応することや、早期の再評価を受ける仕組みが必要との意見も出ています。

(2026年5月22日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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