小中学生の勉強時間の減少

 全国学力調査によれば、日本の小中学生は、学校の授業以外の勉強時間が平日・休日ともに減る傾向にあります。2026年度は、1時間以上勉強していると答えたのは、平日は小6で50.3%(2025年度比4ポイント減)、中3で61.7%(25年度と同じ)、休日は小6で39.4%(8.2ポイント減)、中3で52.8%(5.6ポイント減)でした。5年前の2021年度と比べると、小6は平日で12.5ポイント、休日で21.8ポイント、中3も平日で14.1ポイント、休日で24.8ポイント減少しています。

 ベネッセ教育総合研究所らの調査においても、この11年間で約2割減少しています。成績別では、成績が中位・下位の層で宿題以外の家庭学習が特に減少しており、上位層との差が拡大してきています。宿題以外の家庭学習をしないは、11年間で10ポイントほど増え、2025年は小4~小6、中学生ともに4割超、高校生は5割超となっています。学習への意識の調査では、勉強が好きが、11年間で小4~小6は13.7ポイント減です。何のために勉強しているのか分からないは、2016年から2025年にかけて、小4~小6で19.3ポイント、中学生で12.5ポイント、高校生で10.3ポイント増加しています。

 成績や家庭環境によって、宿題以外の家庭学習の時間の格差が広がっています。宿題以外の家庭学習がゼロの子たちは、自ら学ぶ意欲や目的も持ちにくくなっている可能性があり、社会的な対応が必要です。

(2026年9月4日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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