駿台予備学校の調査によれば、少子化の影響でここ数年は浪人生の数はおおむね前年並みでしたが、今年の春は目立って浪人生が増えています。要因の一つに挙がったのが、大学入学共通テストの難易度が高まったことです。共通テストの平均点が下がったことで、後期や中期が敬遠され、安全志向を強めた受験生の目が私大に向いています。
二つ目の要因は、その受け皿となるはずの私大への一般選抜での合格が難しくなったことです。私大の一般選抜の2026年度の志願者は、約353万2千人と2025年度の110%でしたが、合格者数は約98万7千人と前年度の95%にとどまっています。倍率は0.5ポイント上がり3.6倍でした。
志願者増の背景には、大学入学共通テストの平均点が下がったことで私大の併願大学数が増えたことがあります。私大では、総合型選抜や学校推薦型選抜といった年内入試が拡大しています。年内入試で例年よりも辞退者数が少なかったため、一般選抜の合格者数を絞ったとみられます。

(2026年7月14日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)





