性教育を考える―Ⅲ

性の問題をめぐる不安

 子どもと性の問題を巡り不安に思うことについては、最も多かったのは子どもがインターネットで性的な情報に触れてしまうが1,178件でした。どう教えたら良いか分からないが1,168件と続いています。保護者は子どもの頃からインターネットを使っていた世代で、ネット上の根拠のない情報なども身を持って知っていると思われます。

 性の情報が入るのは、以前より低年齢化しています。性についての適切な行動をとれるようにするために、性交や避妊、人工妊娠中絶などの知識は、少なくとも小学生の高学年までに教え始めるべきと思われます。人権を尊重することを前提とし、性について幅広く学ぶ包括的性教育は海外で広く実施されており、日本でも日弁連をはじめ教育関係者や助産師らが導入を求める動きがあります。

(2026年5月22日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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