文部科学省は、公立高校の改革を支援する3,000億円基金の公募で、静岡・富山両県の計6校を採択しています。採択は今回が初めてで、各校はAIや理数系の教育を拡充します。技術革新や地域産業に貢献できる人材の輩出に向けた取り組みが本格始動します。
文部科学省が改革先導拠点となる公立高を公募で選び、高等学校教育改革促進基金として機能強化や魅力向上に必要な経費を3年間支援します。文部科学省が異例の規模で公立を支援する背景には、求められる人材の変化もあります。
国の推計によると、AIやロボットといった先端技術の進展を受けて、理系人材やものづくり人材の需要が今後大幅に増えると思われます。全国に約287万人いる高校生のうち、公立には65%が通い、工業や水産、農業といった専門高校も多くは公立です。人材育成で担う役割は大きく、文部科学省は、公立の教育や指導の見直しを急いでいます。20 40年までに普通科の生徒の文理割合を半々にするほか、少子化が進行しても専門高校の生徒数は現状を維持する目標を盛り込んでいます。
(2026年5月16日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)







