日本企業が2025年度に行ったM&Aの件数と金額がそれぞれ過去最多となりました。2年連続で過去最高を更新しています。また、大型買収が相次いだことで、金額ベースでも88%増の42.9兆円と7年ぶりに過去最高を更新しています。
投資家から経営の効率化を求める声が強まり、低収益事業を切り離したケースが目立っています。特徴的な動きの一つが、市場の要請を受けた事業売却です。事業自体の成長を目指すM&Aもあります。日本企業のM&Aが増える背景には、上場企業に対して、成長投資を促す政府や株式市場の要請があります。2026年度は、中東情勢の悪化で先行き不透明感が高まったり、金利の上昇でM&Aに必要な資金の調達が難しくなったりする可能性があります。
(2026年4月8日 読売新聞)
(吉村 やすのり)







