果物産出額ランキング

 日本の果物の産出額が伸びています。2024年は1兆3629億円と5年前から2241億円と20%増えています。品種改良による単価上昇と輸出拡大が押し上げました。トップはブドウやモモの産地の山梨県で、323億円で54%増加しています。リンゴ産地の青森県が312億円で32%増、ブドウとリンゴが多い長野県が303億円で38%増と続いています。

 品目別ではブドウが最も多く612億円増、次いでリンゴの388億円増、ミカンの316億円増、イチゴの315億円増です。いずれも輸出が伸びて成長をけん引しています。ブドウは、高級品種のシャインマスカットの栽培が広がり、単価の上昇が寄与するとともにアジアへの輸出が増えています。山梨県によるとモモなどを含む県産果物の2024年の輸出量・金額はともに過去最高を更新しています。

 しかし、農家の減少、気候変動、種苗流出が成長持続の壁になっています。担い手不足による生産減は全国共通の課題です。農林水産省によれば、国産果物の卸売数量は5年間で17%減少しました。農家が減り、果樹の栽培面積は全国で約2万haである9%縮小しています。一方、品種改良による高級品種の増加と国内外の堅調な需要で平均卸売価格は36%上昇しています。

(2026年7月4日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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