温暖化ガス排出量の減少

 環境省の発表によれば、2024年度の温暖化ガスの排出量は、前年度比で1.9%減の10億4,600万トンで、1990年度以降で最も少なくなっています。排出削減は、粗鋼など素材産業の生産が減ったことや自動車の燃費改善、貨物の積載効率向上などが寄与しています。しかし、低炭素につながる太陽光や風力といった再生可能エネルギーと原子力の発電構成に占める割合が伸び悩み、削減幅は2023年度の3.9%からは縮小しています。

 政府は、2030年度の排出量を2013年度比で46%減らす目標を掲げています。再生可能エネルギーや原子力による発電比率を高めるなどして目標の達成を目指しています。政府は2050年までの温暖化ガスの実質排出ゼロも掲げています。この先はAIの普及によるデータセンターの増設が見込まれています。電力需要の急増が予想され、脱炭素電源のさらなる導入が欠かせず、電力消費を抑えるための技術革新も必要になります。

(2026年4月15日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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