文部科学省は、社会人が学校現場で働き、給与を得ながら教員免許を1年以内で取得できる教職課程を大学院に創設する方針を固めました。2030年度までの導入を目指します。経済的負担を軽減し、多様な社会経験を持つ人材を学校に呼び込む狙いがあります。
現在、教職課程を履修したことがない大卒の社会人が、大学院で免許を取得するには一般的に3年かかります。新教職課程は、大卒の社会人が対象で、即戦力の育成を目的として1年以内の修了を可能としています。標準的な教員免許の取得に必要な単位は、小学校は57単位以上、中学高校は56単位以上を予定していますが、うち20単位は社会人経験を踏まえて修得済みとみなします。
OECDの調査によれば、他の職業から教職へ転じるセカンドキャリア教員の2024年の割合は、中学段階でOECD平均が8.4%に対し、日本は0.9%にとどまっています。

(2026年10月22日 読売新聞)
(吉村 やすのり)





