世界のスパコンランキング

 スーパーコンピューターの計算能力の世界ランキングで、中国・深圳の国立スーパーコンピューティングセンターの霊晟が1位になっています。中国が首位になるのは2017年以来8年半ぶりです。霊晟の演算性能は毎秒約219京8400兆回です。複雑な計算処理に向く演算装置であるCPUのみで構成されています。AIや機械学習に向く並列計算を得意とするGPUは搭載していません。

 米国の半導体輸出規制によって、中国は米エヌビディア製などの最先端GPUの輸入が難しい状況にあります。自国で開発可能なCPUのみでランキングトップを狙ったとみられます。

 米国のスパコンは10位以内に4機ランクインしています。米国の優位性は変わらないとみられます。日本勢では理化学研究所と富士通が共同開発した富岳は、TOP500で半年前の7位から9位に順位を下げています。

(2026年6月25日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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