AI基本計画の改定

 政府は、AIの国家戦略であるAI基本計画の改定を閣議決定しました。高性能AIの登場で安全保障上の懸念が高まっているとして、サイバー攻撃などのリスクへの対応を強化します。AI法を含む制度を見直すほか、外国政府機関との連携を強める方針です。

 計画では、他国に頼りきらず、国内で研究・運用できるAI主権の確立を目指すとしています。特定の国や企業に依存しすぎず、日本の自律性や交渉力を高めることが大切です。AIを前提として意思決定や業務の進め方を見直すAIトランスフォーメーション(AX)を進め、人材育成に取り組むとしています。

 米スタンフォード大の調査によれば、2025年の日本のAI分野への民間投資額は、11.1億ドルで14位です。トップの米国は2859億ドルで、200分の1以下にとどまっています。6月に公表した日本成長戦略では、2040年度までに官民でバーティカルAIに23.1兆円、フィジカルAIに10.5兆円の投資を想定しています。

(2026年7月15日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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