iPS心筋シートの移植

 iPS細胞からつくった心不全治療のための再生医療製品であるリハートが患者に移植されました。iPS製品が臨床現場で患者の治療に使われるのは世界で初めてです。リハートはiPS細胞を心臓の筋肉の細胞に変化させ、それをシート状にした製品です。大阪大学発ベンチャーのクオリプスが開発しました。

 動脈硬化や心筋梗塞などにより、心臓の機能が低下する重い心不全の患者が対象です。患者の心臓にシートを貼ることで、血管を再生する物質などが分泌され、運動能力や心機能の改善・維持が期待されています。

 しかし、現在は仮免許の状態で、7年の期限内に有効性や安全性を調べ、改めて本承認を得なければなりません。クオリプスは本承認に向け、複数の施設で計75人に移植する計画です。

(2026年9月30日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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