小中高生の自殺の増加

 厚生労働省などのまとめによれば、小中高生の自殺は2017年から増え始め、コロナ禍の2020年には前年比100人増と急増しています。以来、高止まりが続いています。原因・動機は、2024年は学校問題が272件、健康問題が164件、家庭問題が108件でした。増加は中高生の女子で顕著で、思春期の女子のメンタルヘルスが悪化していることは様々な研究でも指摘されています。

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教師からの本の推薦

 10月25日から秋の読書週間が始まっています。全国学校図書館協議会による2025年の学校読書調査によれば、教員から本を薦められることのない子どもの割合は、小学生25%、中学生39%、高校生43%で、年齢が上がるほど本を紹介される機会が減少しています。

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トップ国立大における文理融合

 トップ国立大が文理融合の教育プログラムを相次いで新設します。東京大学に続き、東北大学が分野横断で学ぶゲートウェイカレッジを2027年度に新設すると発表しています。複雑化する社会課題に対応できる人材を育成することを目的にしています。文理に分けて指導する傾向が強い高校教育は見直しを迫られることになります。

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エピゲノム編集技術によるプラダー・ウィリー症候群の治療戦略

 慶應義塾大学らの研究チームは、遺伝性疾患であるプラダー・ウィリー症候群の患者由来のiPS細胞を用い、改変型のCRISPR/Cas9システムを応用したエピゲノム編集によって、失われていた遺伝子の働きを回復させることに成功しました。

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今日は世界脳卒中デー

 毎年10月は脳卒中月間、10月29日は世界脳卒中デー(World Stroke Day)です。脳卒中とは、脳の血管に障害が起きることで生じる三つの病気(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)の総称です。脳の血管が詰まる脳梗塞と、血管が破れる脳出血・くも膜下出血に分けられます。年間20万人あまりが新規に発症し、150万人以上が治療を続けています。がん、心疾患、老衰についで日本人の死因の第4位で、現在も年間約10万人が脳卒中で亡くなっています。

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