国立大病院の赤字拡大

 国立大学病院長会議の発表によれば、全国42国立大病院の2025年度の収支の見通しについて、経常損益が全体で400億円超の赤字となるとしています。物価や人件費の上昇が響き、赤字幅は2024年度の286億円から拡大し、2004年度の法人化以降で最大となります。42病院のうち33病院が現金収支で赤字となる見込みです。

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次世代創薬の実用化

 人体には薬などの異物が脳に入らないように妨げる血液脳関門という仕組みがあります。アルツハイマー病の既存薬のレカネマブなどはこの関門の突破は困難です。

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日本の科学者のノーベル賞受賞

 日本の科学者のノーベル賞受賞が続く一方で、経済への貢献や効率性を求めすぎた結果、科学力の低下は著しく、研究現場には閉塞感が漂っています。いずれ受賞者は大きく減り、技術革新の芽も少なくなると予想されています。

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女性の単身高齢者の増加

 65歳以上の単身世帯の比率は1995年に5%でしたが、2025年は14%、2045年に20%になる見込みです。厚生労働省の地域共生社会の在り方検討会議は、身寄りのない高齢者らへの対応を掲げています。行政の相談窓口体制の強化に加え、死後事務の支援などを新たな福祉事業として法律に位置づけ、多様な経営主体がかかわれるようにする必要があるとしています。

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肥満症治療の大変革期

 新薬の登場により、肥満症の治療が大変革期を迎えています。ゼップバウンドと呼ばれる薬は、体内にある二つのホルモンであるGLP-1とGIPの作用を強める効果があり、GIP/ GLP-1受容体作動薬と呼ばれています。GLP-1は、脳の中枢神経系に作用して食欲を抑え、胃の内容物の排出も抑えます。GIPは、GLP-1に協調するように働き、さらに効果を高めると考えられています。GIPは脂肪細胞にも作用して脂肪の分解を促進します。

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