日本の医療の実態―Ⅰ

病床数

 2020年時点の人口1,000人当たりの病床数、主に急性期医療を提供する病床は、近年減少してきていますが、未だOECD加盟国の中で日本は最多です。

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インフラの老朽化対策にAIの活用

 インフラの老朽化対策においては、保守・点検などを担う自治体の人材不足も大きな課題となっています。国土交通省の資料によれば、全国の市区町村で働く土木部門の職員数は、ピークだった1996年の12万3,761人に対し、2024年は9万1,198人と、3割近く減少しています。また、土木や建築などの技術系職員が5人以下という自治体は全体の約半数を占め、1人もいない自治体は25%に上っています。職員の高齢化で退職者が増える一方、若い人材の確保や育成が進んでいません。

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地方における最低賃金の目安上乗せ

 2025年度の最低賃金を決める都道府県の審議会で、国が示した目安に上乗せするケースが広がっています。日本経済新聞の集計によれば、25都道府県のうち19道県が上乗せを決めています。鳥取が目安を9円上回るなど地方で積極的な引き上げが目立っています。物価高や人材流出を背景に、知事が介入する動きも相次いでいます。

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医師の往診の増加

 厚生労働省の社会医療診療行為別統計によれば、医師が患者の自宅などを訪ねる往診が、過去5年で1.4倍に増えています。75歳以上の増加が目立っています。往診の普及は救急車の安易な利用が減るなどの利点がありますが、診療報酬を目的とした過剰提供が広がっている可能性もあります。在宅医療は訪問診療と往診に大きく分かれます。訪問診療は医師の計画に基づくもので、往診は体調の急変時のサービスで、本人や家族らの求めによります。

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外国人労働者の受け入れ

 人口減と高齢化で、15~64歳の生産年齢人口が減る中、外国人の割合が急速に高まっています。参院選で外国人問題が争点の一部となる中、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの加藤真主任研究員の協力を得て、総務省の労働力調査などによれば、日本で働く労働者のうち外国人の割合を算出しました。2024年の全就業者のうち、外国人は230万2,587人に達しています。29人に1人が外国人ということになります。

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