「風疹ゼロ」プロジェクトとは―Ⅰ

風疹とは
2018年からまた風疹の大きな流行が続いています。その理由の一つが、30~50代男性の風疹ワクチン接種率が低いことです。予防接種の施策上のなりゆきだったのですが、結果的に、この層の方々が感染を広めています。
大切なのは、30~50代男性は、自分が風疹の感染を広めうるという認識をしっかり持つことです。職場や街中で風疹を人にうつすこともあるからです。そもそも風疹は症状が重くならないことがほとんどです。風疹を軽んじたため、職場の妊婦さんやその赤ちゃんに多大な影響を与えてしまったということになりかねません。だからこそ、一人ひとりが風疹は重大な病気という認識を持ってほしいのです。
風疹とは、風疹ウイルスによる急性感染症で、感染力が非常に強く、感染した人のくしゃみなどの飛沫から他の人にうつります。潜伏期間は2~3週間で、発疹、発熱、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。大人になってから感染すると、症状が長引いたり、重くなったりすることがあります。また、風疹ウイルスに感染しても、症状が出ない場合もあります。
これまでの国内での流行は、海外で感染して持ち込まれたものです。そのため海外への出張が多い方、または海外からの来日者には特に注意することが大切です。

(おぎゃー献金のすすめ 風疹特集)
(吉村 やすのり)

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