がん治療と仕事の両立

 内閣府の調査によれば、がん治療と仕事の両立は可能と思うか聞いたところ、そう思わないが64.5%で、そう思うの27.9%を大きく上回っていました。治療や検査のために通院しながら働き続けることは困難と考える人が、依然と多いことがわかりました。両立が難しい理由としては、代わりに仕事をする人がいないが21.7%で最も多く、職場が休むことを許してくれるか分からないが21.3%で続いています。両立に必要な取り組みとしては、短時間勤務の活用52.6%、柔軟な休暇制度の46.0%が、12位でした。
 がん患者は安定期に入って体調が良くなると、仕事への焦りや疎外感を感ずるようになります。働く環境があれば、社会復帰への自信につながります。社会参加できれば、治療にも前向きになれます。

(2017年1月29日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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