新薬の開発

 新薬開発の臨床試験(治験)の期間と、国の薬事承認のための審査期間がそれぞれ大幅に短縮してきています。有望な新薬を早く市場へ投入して患者に届けるためです。輸入超過が続く日本の医薬品産業を援護する政府の取り組みが背景にあります。
 治験や審査の平均期間は、年々短くなっており、治験終了後の薬事申請までの平均期間は、2000年に比べると21.4カ月も短縮しています。かつては国内の治験は欧米に比べて時間がかかり、製薬企業は海外で治験するケースが増えてきました。

(2017年1月27日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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