イノベーションの創出

文部科学省科学技術・学術政策研究所の日本の産学の研究者約3,000人を対象とした意識調査の結果によれば、国際的に突出した研究成果が出ていないとしています。同研究所は、研究現場の意識変化を継続的に追う目的で2016年から調査を開始しています。国際的に突出した成果が生み出されているかについては、26%が前回よりも悪化しているとしています。
研究成果がイノベーションにつながっているかという質問でも20%の回答者が悪化しているとしています。日本の研究状況が悪化している理由として、中国やインドの台頭による国際的な地位低下、学術論文の動向などを挙げています。ノーベル賞の受賞などは近年目立つものの、これらは過去の蓄積によるもので、今後は研究力が落ちることが大いに危惧されます。

(2018年4月11日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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